Beats Studio Proを買いました

家で使う用にBeats Studio Proを買いました。

買ったもの

Beats Studio Proのブラックです。本体価格49,800円のところ、Amazonのブラックフライデーセールで36,000円で手に入れることができました。

おうちヘッドフォンとして使っていたRP-HD610Nがくたびれてきたので、新しいヘッドフォンが欲しいと思っていました。以下の条件をもとに機種を選定し、最終的にApple製品との親和性も高いであろうBeats製の当機種を選択しました。

ネイビーにすれば大谷翔平とお揃いでしたが…。まあ無難なブラックを選択しました。

外観

左側のイヤーカップについているBeatsロゴの部分は操作ボタンになっている

ほとんど家でしか使わないのでデザインはあまり問題にならないのですが。デザインは全体的にシンプルでいい感じです。Beatsヘッドフォン伝統の大きなロゴが個性を主張していますが、ブラックモデルは少し控えめです。

バンドの押し付けはやや強めですが、ふわふわしたイヤーパッドのおかげで装着時の不快感はほとんどありません。残念ながらイヤーパッドは劣化しても交換できないようです。

左のイヤーカップについているBeatsロゴの部分が押しボタンになっているのですが、押すとカチカチと安っぽい音がするのが気になりました。ボタン自体は押しやすくていいです。Beatsロゴの上下部分は音量ボタンになっています。

ケーブルは付属のものではない

左側のイヤーカップに3.5ミリオーディオジャック、右側のイヤーカップにUSB-Cジャックが付いています。ちなみに充電しながらでも再生が可能です。

付属のキャリングケースと折り畳んだ状態のBeats Studio Pro

割としっかりしたキャリングケースが付属します。中にはUSB-Cケーブルと3.5ミリオーディオケーブルが入っていました。

音質

3時間ほどBluetooth接続でアイドルソングとアニソンを中心に聴いた感想を述べます。

当機種のキャッチフレーズは「これが、Beatsの音。」だそうです。“Beatsの音”って、低音域と高音域が強調された、いわゆるドンシャリのイメージだったのですが、当機種は比較的原音に忠実な音を再現する印象です。却って低音域は思ったより控えめでやや物足りなく感じました。一方で、中音域から高音域は綺麗に再生され、特に高音域は有線接続すると解像感が高くなり上質になります。そのため、さまざまな音楽のジャンルに適しており、ドルソンやアニソンとの相性もいいと思いました。

なお、DSPは搭載していないので、音質を調整したい場合は接続機器側で行う必要があります。ただし、後述のUSB-C接続時に限り3種類のサウンドプロファイルから好みの音質を選べます。

ノイズキャンセリング性能は以前使用していたAirPods Proとほぼ同等でした。具体的には、外からのトラック走行音や上階の足音などはかなり低減されますが、救急車のサイレンや至近距離のエアコン音はかすかに聞こえる程度です。効きすぎて気持ち悪くなることもないため、ほどよいバランスだと思います。そもそもオーバーヘッド型のため、装着するだけである程度外音は遮断されます。

音漏れについては、正しく装着していても音量を60パーセント以上にすると漏れ始めると思います。電車やバスなどで使用する際はノイズキャンセリング機能を活用して音量を上げすぎないようにする必要があります。

USB-C接続

付属のUSB-CケーブルでMacやiPhoneなどに接続して音楽を聴くことができます。

Audio MIDI設定アプリで当機種の対応フォーマットを確認

Macの“Audio MIDI設定”アプリで対応入力フォーマットを確認すると、下記の4通りでした。

個人的にはCDフォーマットの44.1キロヘルツに対応していないのが残念だと思いました。

48キロヘルツ/24ビットに設定すればApple Musicのロスレスオーディオを楽しめます。一方で、48キロヘルツを超えるサンプリングレートには対応していないため、日本オーディオ協会が定める「ハイレゾ音源」の定義は満たしていないことになります。まあ歳とってハイレゾ音源の違いもわからなくなってきたので問題ないですね。

接続する機器により最大音量が違います。MacBook ProやiPadに接続するとBluetooth接続時と同じ音量が得られますが、iPhone 16 Proに接続した場合のみ音量がやや小さく感じられました。おそらく出力電力の差によるものと思われます。

どういう仕組みなのかは不明ですが、USB-C接続時も当機種のボタンで音量調整や再生操作ができます。

サウンドプロファイル

USB-C接続時に限り、3種類のサウンドプロファイルから好みの音質を選べます。切り替えるには、右側のイヤーカップについているシステムボタンをダブルクリックします。

有線接続

付属の3.5ミリオーディオケーブルで有線接続することもできます。USB-C接続の時と違い、ノイズキャンセリングも使えます。

ただし、当機種は電源をオフにすると音が出なくなるため、ヘッドフォンのバッテリーが切れた状態で有線接続を利用して聴き続けることはできません。ほかのメーカーのヘッドフォンでは有線接続時に電源が不要な機種が多いため、この点は少し残念です。

その他

Nintendo SwitchのUSB-Cポートにつないだらちゃんと音が出ました。遅延も感じなかったので十分実用できそうです。ただしSwitch側から当機種が充電されてしまうので、Switchのバッテリーもちが悪くなるというデメリットがあります。

Appleシリコン(W1/H1チップ)は搭載されていないので、AirPods Maxについている自動切り替えや装着検出の機能はついていません。ただし、Appleデバイス同士で接続を奪い合うことはできます。空間オーディオのヘッドトラッキングと“探す”にも対応しています。


まとめ

音質は思っていたより原音重視のチューニングで、有線接続のオプションもあり、音質に関しては文句なしで買ってよかったと思いました。

次期モデルでは、AirPods Maxに付いているような自動切り替えや装着検出の機能が付くといいなと思います。

外部リンク

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