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SwitchBot学習リモコンの簡易レビュー
久しぶりに学習リモコンを買いました。
目次
買ったもの
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SWITCHBOT社のSwitchBot学習リモコンです。Amazonで6,980円也。5月21日発売のようですが、なぜか19日に届きました。この辺は中華クオリティーですね。
学習リモコンを買うのはソニーのHUISリモートコントローラー以来です。HUISはデザインやコンセプトは優れていましたが、タッチパネルのためブラインド操作が難しく、使い勝手が今ひとつでした。その点、今回のSwitchBot学習リモコンは物理キーを採用しているため、操作感には期待できます。
赤外線対応デバイスのほかに、SwitchBot製品をBluetooth経由で操作したり、iPhoneのホームアプリ経由でMatter対応デバイスと連携したりできます。また、ファームウェアアップデート(V2.4)を行うとApple TVとFire TVの操作にも対応します。
設定
学習リモコンと銘打っていますが、このリモコン単体では赤外線信号を学習できません。設定にはスマートフォンのSwitchBotアプリが必要で、任意のリモコン信号を学習させるにはSwitchBot Hub 2またはHub Miniが必要です。基本的にSwitchBotデバイスとの連携を前提とした製品と考えた方がいいでしょう。
箱から取り出してONボタンを長押しすると電源が入ります。その後ONボタンとOFFボタンを長押しするとペアリングモードに入りますので、その状態でスマートフォンのアプリから接続します。
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接続後、“重要なアップデート”と称したファームウェアアップデートが自動的にインストールされます。最近のデジモノはこのパターン多いですね。
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その後追加したいデバイスを選択すると、自動的にリモコンと同期されます。ファームアップも含め、設定作業は5分ほどで終了しました。
外観
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箱から出した瞬間の印象は「思ったよりデカい」でした。ボタンの数に対して本体が大きく感じられます。一方、軽量であるためにやや安っぽい印象も受けます。
キーは適度な固さがあり、押すとカチカチとした感触があります。触った時の感触も良好です。発売当初はキーの長押しに対応していませんでしたが、ファームウェアバージョン2.4以降で対応したようです。
ディスプレイは解像度が低く、明るくもなく見づらいので飾り程度に考えておけばいいと思います。キーにはバックライトが付いており、暗いところで光ります。また、地味ながら照度センサーを搭載しており、ディスプレイとキーバックライトの明るさは環境光に応じて自動で変化します。
スピーカーを搭載しており、キー操作時にカチカチと音がします。また、アプリから音を鳴らしてリモコンを探すこともできます。
ソフトウェア
基本的な操作方法は、赤いボタン1を押してデバイス一覧を表示させ、操作したいデバイスを選んでから操作するという形になります。
発売時点のファームウェアはかなり不安定でバグが多かったのですが、複数回のファームウェアアップデートで少しずつ解消されてきています。以下に発売当初の不具合を列挙しておきます。
- 現状テレビとエアコンぐらいしか操作できない – もうちょっと煮詰めてから発売すればいいのにと思わなくもないですが、6月末のファームウェアアップデートで色々と対応するみたいです。
ファームウェアV2.4で対応機器が増加しました。(2024年6月12日追記) - 再起動するとSwitchBotのロゴ画面で固まる(文鎮化) – Xでも報告が何件か挙がっていましたが、リセットボタンを押すなどして再起動するとSwitchBotのロゴ画面から先に進めなくなります。ただしこの状態でもアプリからの接続は可能で、適当にリモコンを追加したり並べ替えたりしているうちに元の画面に戻ります。これは致命的なバグだと思うので、早々にアップデートで直してほしいですね。
ファームウェアV1.9で修正されました。(2024年5月27日追記) - 手前に傾けてスリープ解除が敏感すぎる – ちょっと触っただけですぐ画面が点灯します。触ってすらいないのに勝手に点いたり消えたりしていることもあります。
ファームウェアV2.4で改善されたような気がします。(2024年7月2日追記) - 中華フォント – まあアプリも中華フォントが混じっているので直さない気がします。
- 怪しい日本語 – まあアプリも(略
まとめ
とりあえず簡易レビューです。ソフトウェアに関して気になる点がいくつかありましたが、今後のファームウェアアップデート次第では大きく改善される可能性があるため、それに期待したいと思います。
追記:ファームウェアアップデートの記録
初めてのアップデート – V1.9(2024年5月27日)
2024年5月26日にファームウェアアップデートが実施され、文鎮化バグと、(私は遭遇していませんが)リストから選んだ機器がズレて選択されるバグが修正されました。ただし文字が一切表示されなくなるバグが新たに追加されました。ちゃんとデバッグしているのかコレ…。
V1.9のリリースノート
1.SwitchBotロゴが表示され、本体を起動できない問題を修正しました。
2.ファームウェアのアップデートに失敗する問題を修正しました。
3.デバイスリストの選択がずれる問題を修正しました。
メジャーアップデート – V2.1(2024年6月12日)
2024年7月2日追記:このアップデートは撤回されたようです。
2024年6月10日頃にメジャーアップデートが実施されV2.1になりました。テレビとエアコン以外の赤外線デバイスの操作に対応、SwitchBotデバイスで操作できる内容が増加、Apple TVとFire TVへの接続に対応しました。リリースノートには記載がありませんが、一部のアニメーションの変更や、メニュー画面で戻るボタンを押すと最後に操作したデバイスの画面に戻れるなど細かいUXの改善も行われているようです。
SwitchBotシーリングライトやテープライトでは明るさや色の変更ができるようになりました。シーリングライトは常夜灯にもできます。地味にありがたい。なぜかサポートページには記載がありませんが、スマート電球も色の変更や動体効果の操作が可能です。
Apple TVとBluetooth接続してみましたが、Apple TVからはキーボードとして認識されているようで、BluetoothのHIDプロファイルを用いて接続しているものと思われます。(HUISも昔同じ手法を使っていたな…。)ちなみに本来の使い方ではありませんが、macOSともBluetooth接続でき、十字キーこそ効きませんでしたが音量ボタンや再生/一時停止ボタンは実際に操作可能でした。
一方で、当方環境ではV1.9で発症した「文字が一切表示されなくなるバグ」が治っていないのですが、Xで文字が正常に表示されている写真を見かけたのでおま環の可能性が浮上してきました。とりあえずサポートには連絡してみました。
2度目のメジャーアップデート – V2.4(2024年7月1日)
2024年7月1日頃にメジャーアップデートが実施されV2.4になりました。なお、上記のV2.1は公開後すぐ撤回されたようで、公式にはこちらが1回目のメジャーリリースになるようです。
追加された機能としては上記のV2.1同様、テレビとエアコン以外の赤外線デバイスの操作に対応、操作できるSwitchBotデバイスの増加、Apple TVとFire TVへの接続に対応しました。また、V2.1で発生していた、画面上の文字が正常に表示されないバグがついに修正されました。
V2.1からだったかもしれませんが、充電器につないだときに表示されるバッテリーのアイコンが、実際の電池残量を反映するようになりました。細かいですが重要な変更点だと思います。
一方、当方環境では、V2.4アップデート後に「アプリでキーアサインを変更できないバグ」「スマート電球を操作するとリモコンが再起動するバグ」を確認しています。さて、次のアップデートはいつになるのでしょうか。
V2.4のリリースノート
1.より多くのデバイスに対応しました。
ご注意:アップデートには20分かかります。以下の手順に従って操作してください。
-スマホのバッテリー残量が50%以上であることを確認してください。
-iOSの場合、スマホの設定>画面表示と明るさ>自動ロック>なしに設定してください。
-Androidの場合、スマホの設定>ディスプレイから画面ロックの時間を30分以上に設定してください。
-アップデート中は、アプリを終了しないでください。
-新機能に対応したため、学習リモコンに追加済みのデバイスに異常が発生する可能性があります(例:アイコンが消える、新機能のアイコンが表示されないなど)。異常が発生した場合は、デバイスを学習リモコンから削除して再度追加してください。
2024年7月2日:V2.4で初期の欠点がほぼ改善されたので記事を全体的に書き直しました。
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