N-BOX純正9インチナビ(LXU-237NBi)のレビュー

車検の代車でN-BOXを借りたら、最新式のナビが付いていたので触ってみました。

動作の様子

動作の様子は動画にしましたのでご覧ください。

ナビ性能

地図アプリはホンダコネクトディスプレイに搭載されているものと同じホンダ謹製のナビソフトが搭載されている。ただし、地図とオーディオの2画面表示ができたり、自車位置アイコンが変更できたりと相違点もある。コネクトディスプレイと違い地図更新はオンラインではできず、ディーラーに持っていく必要がある。

地図データはゼンリン製のものが搭載されており、市街図表示にすれば建物一軒一軒の正確な形が確認できる。案内も複雑な交差点ではリアル3D表示がなされるなど丁寧な印象。

気になったのは、ルート案内をしていないときにレーン表示がされない点(案内中は表示される)。よく走る道路でも右左折レーンが複数ある交差点でどの車線に入るか判断するのに便利なのだが、ナビ詳細設定を見ても常時表示させる項目はなかった。

地図とオーディオの2画面表示の様子。自車位置アイコンが黄色のN-BOXになっている点にも注目。
自車位置アイコンは6種類から選択可能。

動画でも触れているが、画面上部の時計やオーディオ情報が表示されているバー、画面下部の上向きの三角形が表示されているバーが縦幅を占領しており、地図の表示領域が狭く感じられるのが気になる。バーを非表示にすることはできないが、ボタン消で地図上のボタンを消すと表示領域が広くなったように見える。

オーディオ性能

ソースはラジオ/テレビ/SD/DVD/CD/Music Rack/Bluetooth/USBと多くのメディアに対応しているので不自由はしないだろう。音質は標準スピーカーなのでよくわからなかったが、設定項目はたくさんあり細かく調整できる模様。

従来の三菱製のナビは地図画面に曲名を常時表示させることができなかったが、当機は画面上部に曲名が常時表示されるようになっている。個人的には嬉しいと思う点。

気になった点として、Bluetooth Audioでアルバムアートワークが表示されないのは残念1。同じAndroidベースのホンダコネクトディスプレイは表示に対応しており、社外ナビでも対応機種が増えてきているので対応していて欲しかった。

Bluetooth Audioでアートワークが表示されないのは残念だった。

搭載アンプはハイレゾ音源の出力に対応しており、ハイレゾ対応のスピーカーと接続して楽しめる。さらにオプションでHDMIにも対応しており、USBでスマートフォンを接続すればApple CarPlayとAndroid Autoにも対応する。マルチメディア性能はフィットの純正ナビよりいいような気がするぞ。

スペック

LXU-237NBi
価格229,900円
製造元三菱製
製造国日本製
システムソフトウェアAndroidベース
地図データゼンリン製
地図更新手動(最大5回の全地図更新)
スマートフォン連携(CarPlay/Android Auto)あり
Bluetoothオーディオあり
Bluetooth登録台数6台
DVD/CDデッキあり
SDカードスロットあり
高音質Tuned by DIATONE SOUND
ETC 2.0連携あり(ディーラーオプション)
ドライブレコーダー連動あり(ディーラーオプション)
フロントカメラ/リアカメラdeあんしんプラスあり(ディーラーオプション)
マルチビューカメラシステム

ホンダコネクトディスプレイ同様、OSはAndroid 8.1ベースとなっている。今となっては少し古いような気もするが、安定性を重視した結果なのだろう。apkをインストールすることはできない。

OSはAndroid 8.1ベース。ちなみにバージョン番号を連打しても何も起きなかった。

まとめ

ナビ性能は特に目立った機能はないが必要十分という感じ。従来の三菱製ナビはインクリメントP(現・ジオテクノロジーズ)製の地図データを採用していたが、当機種はゼンリン製の地図データを使用しているので、これまで三菱製ナビを使用していた人は注意が必要。

オーディオ性能は最近廃止されることも多いCDデッキやHDMI入力も備えており、音質調整機能も豊富で、ハイレゾ音源にも対応しているなどフルスペックな印象。

価格が高いのがネックだが、予算に余裕があれば導入して長く使えるナビだと思う。

外部リンク

  1. 説明書にAVRCP対応バージョン1.4との記載があるが、アートワーク表示に対応しているのはAVRCPバージョン1.6以降。

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