FIT e:HEVレビュー(純正ナビ VXU-205FTi編)

FIT e:HEVに取り付けた純正ナビのレビュー。20万円近くしたのでまじめにレビューする。

フィット4の純正ナビを選ぶ

フィット4では、フィット3までに存在したメーカーオプションナビの設定がなくなったため、純正のナビが欲しい場合はディーラーオプションナビから選択することになる。

フィット4に用意されているディーラーオプションナビは「プレミアム9インチ」「スタンダード8インチ」「エントリー7インチ」の3種類。

簡易比較表

プレミアムスタンダードエントリー
画面サイズ9インチ8インチ7インチ
無料地図更新3年間なしなし
液晶解像度HD1WVGAWVGA
Music Rackありなしなし
テレビとDVDありありなし
税込価格2198,000円143,000円96,800円

いずれもパナソニック製で、ナビゲーション機能には機種間の差異はまったくなく、フィット4の目玉機能であるホンダコネクトにも全機種で対応している。

俺はディーラーで試乗車に乗ったときにプレミアム9インチナビが取り付けられているのを見て、車両との一体感に一目惚れしたので、検討していた他のオプションをすべてぶん投げて取り付けることにした。

装着感

9インチプレミアムインターナビ

センターコンソール内に9インチの画面がすっぽりと収まっており、フィット4の特長である視界の良さを妨げないようになっている。液晶の視野角も広く、助手席や後部座席からの視認性も高い(走行中は映像ソースは映らない)

操作系は、フルタッチパネルだったフィット3から打って変わってハードキーとアナログダイヤルに回帰しており、運転中であっても操作しやすくなっている。

メーカーオプションの「Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ」(以下「ナビスペ」)を装着した場合、ハンドルのステアリングスイッチで音量と選曲の操作が可能となる。なお、フィット3にあった音声操作・ハンズフリーのボタンはなくなったが、ハンズフリー着信時はメーターに着信画面が表示され、ハンドル操作のみで応答が可能。音声操作機能はそもそも廃止されている。

ナビ機能

納車してからまだ遠出していないが。

仙台駅周辺の50mスケール市街地図

ゼンリン製の地図を搭載しているので、そこそこの都会であれば市街地図が一軒一軒細かく収録されている。これはサンヨーゴリラの血を引くパナソニック製ナビの強み。

残念なのは、地図表示はHD表示に対応しておらず従来のWVGA表示を拡大表示しているため、近づいて見ると文字やアイコンがぼやけて見えるところ。ただ遠くから見るぶんには気にならない。

測位性能は特に問題を感じない。立体駐車場などで自車位置を見失っても、見晴らしの良いところに出ればすぐに正しい位置を示すようになる。

オーディオ機能

このナビのオーディオ機能は価格の割には目立った機能は付いていないが、必要なものはひととおり揃っている感じ。パナソニック製なんだからブルーレイも見られればいいのにとは思う。

テレビ

チャンネル操作時の表示はパナソニック製テレビ風

HD液晶の性能を唯一フルに活かすことができるテレビ。受信感度は良好で、立体駐車場の中などでもそれなりに受信できる。地上デジタル放送を受信できないときは自動的にワンセグにフォールバックする。

データ放送に対応しており、天気予報やニュースを見たり、めざましじゃんけんやドラガオじゃんけんなどのゲームで遊んだりすることもできる。また、番組表の受信にも対応しており1週間先の放送予定まで確認できる。

Bluetoothオーディオ

アートワークは表示されない

クルマの中で音楽を聴くとき一番使うのがBluetoothオーディオ。

iPhoneと接続した場合、ナビ画面から再生モード(リピート/シャッフル)の切り替えと選曲が可能。コーデックはAACにも対応しているので、iPhoneから音を飛ばせばそれなりの音質で聴ける。ただしアートワークの表示には対応していない。

市販のストラーダは2019年モデルからBluetoothデバイスを5台までペアリングできるようになったようが、このナビは2台までしかペアリングできない。

マニュアルに記載はないが、Bluetoothのバージョンは4.0+EDR。対応オーディオコーデックはSBCとAAC。

CD/USB

モニターオープン時の様子

イジェクトボタンを押しっぱなしにするとモニターが開き、光学ディスクとSDカードを挿入できる。他社の最新車種ではディスクスロットが非搭載になる例が増えているが、フィット4の純正ナビは全機種でディスクスロットを搭載している。

ナビスペを装着した場合、USB端子も装備され、USBメモリーなどに保存した音楽を聴くこともできる。また、iPhoneをつなげばiPodとして認識し、充電しながらナビ画面で選曲も可能。

フィット3には装備されていたHDMI端子は、フィット4では廃止されてしまった。外部入力はAUXのみ。

音質設定

サウンド設定画面

サウンド設定画面には、フェード/バランス、エフェクト、イコライザーと必要な機能がひととおり揃っている。

さらに“スピーカー設定”ではタイムアライメントとスピーカー出力レベルの設定が、“オーディオ詳細設定”では車速連動音量の設定が可能。

スピーカーは純正から変えていないが。低音はそこそこ出ているが、高音が雑というのか、社外品のスピーカーと比べたら全然良くないので、スピーカーはそのうちDIYで取り替えたい。

車両連携機能について

ナビスペを装着した場合に可能となる、エアコン操作フィードバックとターン・バイ・ターン表示について。

エアコン操作フィードバック

エアコン操作フィードバック

車両のオートエアコンを操作すると動作状況がナビ画面の上部に表示される。特に運転中にエアコンを操作する場合、視点の上下移動が少なくなるので安全面でも有効な機能。

ターン・バイ・ターン表示

メーターのターン・バイ・ターン表示

ルート案内中に、交差点での進行方向がメーター画面に表示される機能。フィット3にもついていた機能だが、フィット4からは一般道と有料道が色分け表示3され、路線名も表示されるようになった。

交差点案内表示が不要な場合はメーターの設定でオフにすることも可能。

また、純正ナビを取り付けるとメーター内の時計が自動で合うようになり、手動で合わせる必要がなくなる。地味だけど便利。

動作の様子を動画で撮りました


まとめ

純正ならではの装着感、ゼンリン地図、必要十分なオーディオ機能を備えており、 20万円の価値はあると感じた。Honda Connectが使えるのも強み。

一方、マルチメディア機能や音質にこだわりがある人は社外ナビをつけた方がいいと思う。一度純正ナビを取り付けると外すのが大変なので、納車前によく考えることをおすすめする。

関連レビュー

  1. テレビとDVD以外はWVGAからのアップコンバート
  2. ナビスペ装着時の価格
  3. 一般道は黄色の矢印、有料道は水色の矢印で示される

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