SwitchBotシーリングライト6畳用のレビュー
Prime Dayで買ったSwitchBotシーリングライトが届いたので雑感。
目次
買ったもの
SwitchBotシーリングライト(6畳用)。税込4,980円也。“プロ”を冠したモデルもあるが、プロではないほうである。
これまで使用していた東芝製LEDシーリングライトが10年選手となり、付属のリモコンは故障し、光源もだんだん暗くなってきたので買い換えることとした。当時は4万円くらいしたらしいが、今は同等の性能が5,000円程度で購入できるのだからいい時代になったものである。
取り付け
天井に引っ掛けシーリングさえあれば取扱説明書を見なくても簡単に取り付けられる。シーリングアダプターの緑のスイッチをロックするのを忘れないように注意。

シーリングアダプターにはかなり怪しい日本語が書いてある。この部分だけ製造メーカーが違うのだろうか。

銘板には「アマゾンジャパン合同会社」の文字が。Amazonが製造しているのだろうか。PSEマークと技適マークも確認できる。

シーリングアダプターから出ている電源コードを本体の端子に取り付け、シードを取り付けた後、壁スイッチをオンにすれば点灯する。
シードを取り付けようとすると本体も一緒に回転してしまうのがなんか気になった。片手で本体が動かないよう抑えつつ、もう片方の手でシードを回転させる。説明書にはカチッという音がするまで回せと書いてあるが、どんなに回してもカチッという音はしない。下向きに力をかけて落ちて来なければ多分大丈夫。

壁スイッチをオンにしてから、2分以内にSwitchBotアプリからペアリングの操作をすると接続できる。
シーリングライトを唯一のハブとして使用したい場合は、壁スイッチは常時オンの状態で使用する形となる。
アプリ
SwitchBotアプリをスマホにインストールして使う。

電源、常夜灯、全灯など基本操作のレスポンスは良好。明るさと色温度のスライダーは左右に動かしてもリアルタイムに変化するわけではなく、指を離した後にゆっくりフェードするような形で変わる。素早く操作しすぎると処理が追いつかなくなるのか瞬き始めたりすることがあるのが気になる。ゆっくり操作しよう。→最新のファームウェア(V1.5-0.5)でこの辺改善されたようで、スライダーを素早く操作しても点滅することがなくなりました。(2024年8月21日追記)
画面上部のシーリングライトのイラストが、実際の明るさや色温度に応じて変化するのでわかりやすい。
オートメーション

オートメーションなる機能があり、指定した時刻に自動的に点灯/消灯させることが可能。シーリングライト本体に時計が内蔵されているので、アプリが起動していなかったり、近くにペアリング済みのスマホがなかったりしても作動する。
試しに設定した時刻の30分前から徐々に明るくなり始める「おはようモード」を使ってみたが、一番暗い状態で既に眩しいので30分前にしっかり目が覚めてしまい微妙だった。
SwitchBot APIから操作する
SwitchBot API v1.1でシーリングライト/シーリングライトプロの操作に対応した。API v1.1ではセキュリティーを強化するためにこれまでのトークンのみの認証から、トークンとセキュリティーキーの2要素から生成する署名を利用した認証に変更されているのでまだ試していない。従来のAPI v1.0では今後発売される新製品へ対応する予定はないとも記されている。
APIからの操作で「点灯」「消灯」「点灯/消灯のトグル」「明るさの調整」「色温度の調整」ができ、ステータスをGETすることもできるようになった模様。(ここまで2022年10月12日追記)
購入当初はAPI経由で操作できたんだけど、今はnot support device typeというレスポンスが返ってくるだけになってしまった。現状オートメーションを組みたい場合はスマホアプリを使う方法しかない。(2022年8月5日追記)
SwitchBot APIのドキュメントにシーリングライトについての記載はないが、スマート電球のセクションに書いてあるコマンドがそのまま通る。turnOn、turnOff、setBrightness、setColorTemperatureが使えることは確認した。色温度は2700〜6500の間で指定すればいい。
ただしstatusをGETすることはできなかった(statusCodeは100が帰ってくるのだが、bodyが空)。
ハブ機能が内蔵されているので、以前使用していたSwitchBotハブミニを取り外し、当機のみ電源を入れた状態でもJSON API経由で操作できた。
リモコン

赤外線リモコンが付属しており、アプリがなくとも普通のシーリングライトとしても使用できる。
リモコンに関して気になった点
- ビープ音がうるさい。壁スイッチをオンにしたときも「ピーッ!!」と鳴く。ビープ音はSwitchBotアプリでオフにできる。
- 常夜灯にするとリモコン操作の反応が悪くなる。常夜灯の光源の位置と赤外線センサーの位置が近いからかもしれないが、反応しなかった向きと反対の向きから操作すると反応する。
- 常夜灯の状態でリモコンの明るい/暗いボタンを押すと常夜灯の明るさを3段階で調整できるが、SwitchBotアプリから常夜灯に切り替えると明るさが最大に戻ってしまう。ちなみにアプリから常夜灯の明るさを変更することはできない。
- リモコンの先端(赤外線発光部がある方)が薄くなっているので、机の上に置いたまま操作するとガタガタいう。
- リモコンやアプリで消灯した状態で停電し、その後復旧すると全灯になる。前使っていた東芝のシーリングライトは常夜灯になっていた。
これらの不満点は今後のファームウェアアップデートで修正される可能性がある。なお、本稿執筆時点での搭載ファームウェアはV1.5-0.5(2024年8月21日現在)。
リモコンを使わずとも、壁スイッチをバチバチしても点灯状態を変更できる。バチバチするたびに全灯→メモリー→常夜灯→全灯…の順に変わる。バチバチしたときにWi-FiやBluetoothが切断されることはなかった。
しばらく使ってみて(2022年7月25日追記)
多分ワイヤレス基盤からのノイズだと思うが、常夜灯にしていると鈴虫の鳴き声のような音が断続的に聞こえるのが気になった。壁スイッチをオフにすると鳴り止むので当機から出ている音で間違いないと思う。まあそのうち気にならなくなるだろうけど。
Amazonのレビューを見ていたら「シードがカチッとはまらない」という書き込みが多々。交換してもらっても変わらないという書き込みもあったので初期ロットでは仕様ということだろう。SwitchBot側でも認識はしているようで、後期ロットでは解消される可能性がある。
2年使って、壊れました(2024年10月2日追記)
ある夜の帰宅後、シーリングライトが常夜灯は点くのですが全灯しない状態になっていました。壁スイッチのオンオフやリセットなどいろいろ試してみましたが、どうしても点灯しなかったので取り外すことにしました。
ちょうど「SwitchBotシーリングライトが基盤ごと落下してきた」というニュースが話題になっていた時期だったからというのもあります。
- SwitchBot製シーリングライトで落下事故。メーカーが調査へ - PC Watch
- シーリングライトが本体ごと落下した――Xの投稿に、SwitchBotが回収・調査を発表 同様の事例は他にも - ITmedia NEWS
一応取り外した後に破損や亀裂がないかを確認しましたが、自分の個体は大丈夫そうでした。
とりあえず引っ越し時に設置されていたニトリのシーリングライト(安物)に交換しましたが、スマートフォンから操作できないのが不便に感じています。また、あまり宣伝されていませんがSwitchBotシーリングライトはRa90の高い演色性を誇り、安物との差を実感しています。SWITCHBOT社の今後の対応次第では再度使用したいと考えていますが、照明の真下で寝ているので、万が一落ちてくると生活に支障をきたす可能性があるので、しばらく我慢することにします。
公式発表 - 落下恐れあるのはプロ8畳用(2024年12月10日追記)
上記の落下事故に関してSWITCHBOT社から公式発表がありました。
色々とツッコミどころ満載の文書ですが、落下の恐れがあるのは、2022年9月から2023年10月の間に販売された「SwitchBotシーリングライトプロ8畳」のようです。私の手元にあるのは「SwitchBotシーリングライト6畳」なのですが、落下の心配はないと考えていいのかこの文書からは読み取れません。そもそも発端となったリリース文書がX(旧Twitter)上にあるというのも変な話です。
また、該当商品のユーザーへの対応は、良品交換ではなく、万一シーリングライトが劣化・破損しても落下しないよう固定するプレートを無償提供する形に留まっています。この対応には、できるだけコストをかけずに問題を乗り切ろうとする意図が透けて見えます。なんか今回の騒動でSwitchBotはもういいかなーという感じがしてしまいました。
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