Androidウォークマン(NW-A105)のレビュー

ウォークマン4台目。

購入動機

最近はiPhoneとApple Musicを使ってストリーミングで音楽を聴くことが多くなり、先日購入したAqoursウォークマンもやはり埃をかぶっていたのだが、Androidを搭載し、ストリーミングサービスも楽しめるウォークマンが発売されるという情報が入ってきて途端に興味が湧きはじめる。ローカルの音楽資産(6,000曲以上)に加え、ストリーミングまでウォークマンの音響効果で高音質で楽しめるのが魅力的と感じたため。

また、ウォークマンを手放してしまうと既存のローカルの音楽資産が無駄になるのがもったいないので。

NW-A100シリーズとは

ウォークマンのミドルレンジモデルにあたり、これまでのタッチスクリーンウォークマンと同じ本体サイズに、3.6型タッチスクリーン、Android OSを搭載し、ローカルの音楽ファイルだけでなくストリーミングサービスにも対応している。

3.5mmステレオミニジャックを搭載しており既存のイヤホンを利用可能。さらにウォークマンとして初のUSB-C端子を搭載し接続性が大幅にアップしている。

簡易レビュー

外観と操作感

左がNW-A105、右がNW-A55(Aqoursコラボモデル)

画面サイズは前代機種の3.1インチから3.6インチへと大型化したが、その分ベゼルが狭くなったので本体サイズはほとんど変わっていない。Android端末としては画面が小さめだが、画面上の文字やボタンも大きく表示される1ので操作しづらいとかはない。

NW-A30シリーズから続く本体側面のハードキーは継承されている。

内蔵のミュージックアプリだけでなく、サードパーティのミュージックアプリの操作にも対応している。ソニー的にはサポート対象外のようだが、Apple MusicとMX Player Proで動作を確認している。

HOLDスイッチをオンにするとハードキーは反応しなくなるが、電源ボタンとタッチスクリーンだけは反応する。

音質

ローカルの音楽ファイルを聴くには“W.ミュージック”アプリを使う。これは以前のAndroidウォークマンに搭載されていたアプリと名前こそ同じだが別物であり、ユーザーインターフェースは2016年以降のウォークマンのそれに合わせてある。

W.ミュージックアプリ

W.ミュージックアプリを使って音楽を再生すると、Androidのオーディオ出力をバイパスするようになっている。実際、前代機種から音質が劣化した感じはないが、かと言って音質が良くなったかと言われればそんな感じもしない。俺の耳は糞耳なので、もしかしたら大きな変化が起こっているのかもしれないが。

一方、Apple Musicアプリをインストールして使ってみたが、残念ながらあまり音質の向上は感じられなかった。Apple Musicの音質自体が良くないのだろうが、iPhoneにBluetoothイヤホンをつないで聴くよりはまだマシというレベル。

Apple Music アプリ

小型化のためには仕方なかったのかもしれないが、ノイズ対策は微妙で、Wi-Fiがオンの状態でインピーダンスの低いイヤホンで聴くと、アンテナからのノイズが乗るので、ローカルの音楽ファイルを聴くときはWi-FiやBluetoothはオフにしたほうがいいと思う。

Androidを搭載したことで心配していたのが音飛びの発生だが、1週間使った限りでは一度も起きていない。昔友人に借りたことがある初代Androidウォークマン・Z1000シリーズはブツブツ音飛びしていたが、今回はメモリを無駄に4GBも積んでいるので余裕があるのだろう。

その他

予想はしていたが電池の持ちは非常に悪いので、充電できるところでは充電しながらの使用が推奨される。選曲操作ですばやいスクロールを続けると約30秒に1%のペースで減っていくこともある。

幸い、当機種から外部接続端子がUSB-Cになったので電源の確保はしやすい。


まとめ

NW-A30シリーズのときのように不具合や要望はアップデートでなんとかしてくれるだろうに、今後に期待である。電池のもちだけはソフトウェアレベルではどうにもできそうにないが、、

  1. アプリによっては表示領域が狭すぎて表示が切れてしまうこともあるが、表示領域は設定で2段階に調整できる。

コメントを残す

スパムコメントを検証するために、一部の情報をAkismetに送信します。詳しい情報