ドメインをCloudflareに移管した
cellul19.comのドメインをCloudflareに移管した備忘録です。
経緯
以下のドメインの価格は、すべて更新価格です。
眼鏡妖怪の館は、小生が2012年(当時高2)にGMOペパボの『ロリポップ!レンタルサーバー』に開設しました。その後、2015年に現在のドメインcellul19.comを取得しますが、レンタルサーバーがロリポップだったので特に考えずに同じ会社の『ムームードメイン』で取得しました。当時は、.comドメインが1,280円/年とかだったような気がします。
しかし、その後ドメイン価格はどんどん値上がり、2020年時点で1,628円/年に、 2021年時点では1,728円/年まで上昇しました。そして、2023年にムームードメインは「サービス維持調整費」なるものを徴収しはじめます1。
ムームードメインでは2023年2月1日以降、提供しているドメインの新規取得・契約更新・移管で発生するご請求に対し、10~20%程度の「サービス維持調整費」を導入させていただきます。
ムームードメインからのメール(2022年12月27日)
弊社では国内最安値水準でのサービス提供のため、ご提供価格の維持に努めてまいりました。しかしながら、昨今の国内電気料金高騰や為替円安進行、ドメインの仕入れ価格の値上がりにより、現在のご提供価格の維持が困難となってきました。
2026年時点でも.comドメインのムームー価格は1,728円/年で変わっていませんが、このサービス維持調整費が年々上昇しており、導入当初の18.25%から、本稿執筆時点では26.25%にまで引き上げられています。そのため、更新時に実際発生する費用は、ドメイン価格にサービス維持調整費を加えた2,182円/年となります。実質値上げです。
円安や仕入れ価格の上昇は仕方ないと思い更新してきました。しかし、電気料金の高騰までドメイン料金に反映する必要があるのかとモヤモヤしてました。それよりもっと気になるのが、このサービス維持調整費が公式サイトの価格表に掲載されていないことです2。購入画面でも画面の隅に小さく表示されるだけなので、請求を見てはじめて気づく人もいると思います。親会社のお名前.comは同様の手法を採用してダークパターンではないかと話題になっており、GMOに対する不信感も強くなってきました。
あと、2019年にレンタルサーバーをロリポップからさくらのレンタルサーバ(さくらも最近色々ありましたが…)に変更しているので、ムームードメインに拘る必要がなくなったのも理由の一つです。ネットでサービス維持調整費に疑問を呈している人々がドメイン移管した記事をいくつか読み、ちょうど更新期限も迫っていたのでこれを機にドメイン移管に踏み切りました。
いざ移管
移管先にはCloudflareを選びました。ドメインを仕入れ原価で販売しているので安いようです。
なお、レンタルサーバーと同じさくらのドメインも検討しましたが、単純に料金が高い(本稿執筆時点で.comドメインが3,437円/年)のでやめました。ただし、さくらのドメインは記載以外の費用は一切発生しない「明瞭会計」であることを申し添えておきます。
Cloudflareにドメインを移管するには、ネームサーバーを必ずCloudflareのものに変更する必要があります。一応ドメイン移管でやったことを備忘録的に書いておきます。
- ムームーのコントロールパネルにログインし、「ドメイン操作」→「WHOIS情報変更」からWHOIS情報代行公開を解除します。解除すると、「ドメイン操作」→「ドメイン一覧」にAuthCodeが表示されるので控えておきます。
- Cloudflareのダッシュボードにログインし「ドメイン」→「転送」を選択します。「ドメインを転送」を選択し、ドメイン名(ここでは
cellul19.com)を入力します。 - プランの選択画面が表示されますが、無料プランで進めます。
- 現在設定されているDNSレコードが完璧に読み込まれて表示されます。これはすごいと思いました。このおかげで、次の手順でネームサーバーを変更してもダウンタイムが発生しませんでした。メールのSPF/DKIM/DMARC設定やGoogle Search Consoleのドメイン認証もしっかり引き継がれました。
- ムームーのコントロールパネルで「ドメイン操作」→「ネームサーバー設定変更」を選択し、「GMOペパボ以外のネームサーバーを使用する」を選択します。Cloudflareから指定されたネームサーバーを入力します。設定変更は5分程度で反映され、次に進めました。
- Cloudflareのダッシュボードに戻り、先ほど控えておいたAuthCodeを入力します。続いて、Whois情報に表示される連絡先情報を入力します。.comドメインの場合、デフォルトでWhois情報は秘匿されますので入力した内容が公開されることはありません。
- クレジットカード情報を入力してドメイン料金を支払います。今回は税込11.51ドルの請求が発生しました。 書いてある以外の請求は一切発生しません。また、移管費用も発生しません。
- 支払い後、20分くらいでムームーから『トランスファー申請承認のご連絡』というメールが届きます。メール内に書いてあるリンクを踏み、承認ボタンを押すとムームー側での作業は終了です。
- 15分くらいで移管完了のメールがCloudflareから届き、ドメイン移管が完了しました。
移管作業そのものは約1時間で完了し、その間もサイトにアクセスできなくなることはありませんでした。ネームサーバーの変更が「浸透」するまで2日ほどかかりましたが、現在は問題なくCloudflareのネームサーバーに向いているようです。
ムームーは初心者向けということもあり、コントロールパネルがシンプルにまとまっています。一方、Cloudflareのダッシュボードは機能が多く玄人向けという印象を持ちました。でもDNSレコードの編集画面はきれいにまとまっていてムームーより使いやすかったです。あと、移管が完了するまでのユーザー体験も良好でした。
今はCloudflareのリバースプロキシを切っているので直接さくらのサーバーにつながっている状態ですが、いずれ直結とプロキシ経由ではどっちが速いのかしっかり計測してみようと思います。
で、安くなったの?
このままムームーを続けていたら請求されていたであろう更新費用が2,182円、対してCloudflareの更新費用が11.51ドル=約1,784円(1ドル=155円換算)なので、年間で400円くらいの節約になる見込みです。今後の為替やドメイン価格の変動は注視する必要がありますが、今日はなんでも値上げなので少しでも費用削減できてよかったです。