ホンダコネクトディスプレイのナビ機能のアレコレ
ホンダコネクトディスプレイに内蔵されているナビアプリのあれこれです。
目次
概要
ホンダコネクトディスプレイは「ディスプレイオーディオ」でありながら、ナビ機能を内蔵しています。一般的なディスプレイオーディオは、スマートフォンと接続し、ナビアプリを使用することが前提ですが、ホンダコネクトディスプレイはスマートフォンなしでも従来のカーナビのように使えます。
地図
内蔵されているナビアプリのアプリIDはcom.zdc.navigation
なのでゼンリンデータコム製と推測されます。当然ですが地図データはゼンリンのものを使用しています。
プリインストール地図のバージョンは、車両のモデルや納車時期によって異なります。当方のヴェゼルには、2022年6月版の地図データが搭載されていました。後述の自動地図更新サービスを利用すれば、常に最新の地図に更新されます。なお、プリインストール地図データ自体を更新することはできません。






自動地図更新サービス
ホンダコネクトディスプレイの目玉機能です。有料の「Honda Total Careプレミアム」(月額550円、初年度無料)に加入すると、TCUによる通信を通じてホンダのサーバーから最新の地図データが自動でダウンロードされ、常に最新の状態が保たれます。新しく開通した道路や施設の情報が自動で地図に反映されていきます。
ホンダのサーバーにはゼンリンの地図データのコピーが保存されており、2カ月ごとに更新されます。配信される地図はゼンリンが発行したものの約半年前のバージョンで、例えば、2025年2月に配信される地図は2024年8月時点の道路状況を反映しています。更新によって追加された道路や施設の一部はゼンリンのウェブサイトで確認できます。
新規施設の情報はGoogleマップなどのスマホ地図の方が早いものの、高精度な最新のゼンリン地図を利用できるのは大きなメリットといえます。


更新の仕組み
ホンダコネクトディスプレイの画面上から、またはスマホのTotal CareアプリからHonda Total Careプレミアムに申し込むと、自動地図更新サービスも同時に利用できるようになります。
当方の環境では、納車当日はどれだけ走行しても地図の更新は行われませんでした。しかし、翌日の通勤途中にナビが突然「地図データの更新が完了しました」と喋り、最新の地図に置き換わりました。申し込み後、地図データがダウンロードされるまでには多少の時間がかかるようです。申し込んでも地図が取得されない(地図画面上のアイコンが青くならない)場合は、数日待ってみるといいかもしれません。
日本全国の地図をすべてダウンロードするのではなく、メッシュ単位(格子状)で、現在地周辺約20キロメートルと、目的地周辺約10キロメートルの地図が取得されます1。走行中は進行方向の地図が随時ダウンロードされます。地図をスクロールしただけではダウンロードされません。市街地図は縮尺を詳細側にしたときに自動で取得されます。
ダウンロードされた地図はナビ本体に一時的にキャッシュされるため、圏外状態になってもしばらくは表示され続けます。ただし、キャッシュされている範囲を超えたり、圏外でルート探索を行ったりすると、プリインストール地図データに切り替わります。また、Honda Total Careプレミアムを解約すると、即座にプリインストール地図データに戻ります。
ルート探索
ルート探索は100%サーバールートで行われ、ホンダのサーバーからダウンロードしたルートで案内されます。
サーバールートを利用するには「Honda Total Careプレミアム」の契約が必要で、未契約の場合はプリインストール地図データによるルート探索のみとなります。サーバールートの場合は「スマート」「最速」「最速無料」「らくらく」「省燃費」「ETC割引」の6種類のルートから選べますが、未契約の場合は「推奨」と「一般優先」の2種類のみになります。
目的地検索
検索方法は下記の方法が選べます:
- オンライン検索
- 名称
- 住所
- Myスポット
- 登録地点
- 目的地履歴
- ジャンル
- 周辺
- 前回の検索地点
- 電話番号
- 郵便番号
- マップコード
オンライン検索はHonda Total Careプレミアム契約時のみ利用でき、施設名や住所などなんでも検索できます。正確な名称でなくても、連想される単語などでも検索ができます(例えば「ドラえもん」→「藤子・F・不二雄ミュージアム」など)。


案内
過去にFIT e:HEVのホンダコネクトディスプレイを試した際の動画があるので、参考にしてください。
案内音声は、同じくゼンリンの地図データを採用しているパナソニック製ナビと同じ音声です。好みが分かれるかもしれません。ちなみに、プレミアムオーディオを装着していると案内音声はセンタースピーカーから流れます。
一部の複雑な交差点ではリアル3D表示に対応しており、レーン表示はルート案内中のみ表示されます。
交差点が近づくとメーターのマルチインフォメーションディスプレイに進行方向と距離が表示されます(Turn by Turn表示)。

交通情報
メニューからFM多重のVICS文字情報(レベル1)とVICS図形情報(レベル2)を表示できます。また、VICS交通情報(レベル3)を取得し、地図上に表示できます。
Honda Total Careプレミアムの契約があればインターナビからの鮮度の高い交通情報を利用できます。ホンダコネクトディスプレイの本体設定で、“フローティングカー情報提供”が“する”になっている必要があります。
高速道路ではETC 2.0の光ビーコンからの情報も取得できます。
ディーラーオプションの「VICS光ビーコンユニット」を取り付けると一般道路の光ビーコンからの交通情報と、信号情報活用運転支援システムからの情報受信に対応します。

なお、アコードとシビックに搭載されている「新世代ホンダコネクトディスプレイ」は、地図アプリがGoogleマップに変更されたため、これらのVICSに関する機能がすべてオミットされてしまっています。
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