Nature Remo Lapisのレビュー

Nature Remo Lapisを買いました。

買ったもの

Nature社のスマートリモコン、Nature Remo Lapis（Remo-2W3）です。Amazonのスマイルセールで7,180円でした。スマートリモコンとは、赤外線方式の家電をスマートフォンなどから遠隔操作できるようにする機器の一種です。

前回のオーデリックのシーリングライトに続く脱SwitchBot計画の一環です。これまで使用してきたSwitchBot Hub 2が担っていた、リビングの温湿度計と赤外線エアコンの遠隔操作をRemo Lapisに置き換えます。

開封

パッケージはシンプルながら凝った作りになっています。Nature社のデザイナーである長尾氏のインタビュー記事には「砂浜から石を手に取り、家に置く体験」を再現したと記されています。

パッケージもこだわったポイントです。砂浜がインスピレーションの元になっていて、砂浜から石を手に取り、家に置く体験を再現しています。

Nature Inc.『自然と調和する、ここちよい空間を目指して。デザイナーが語る、Nature Remo Lapisのうらばなし。』、2024年6月26日。

パッケージの中にはRemo Lapis本体と簡単な説明書のようなものが入っていました。後述しますが、USBケーブルやACアダプターは付属していないので自前で用意する必要があります。

デザインがいいのでデジモノ感がなくインテリアに自然にマッチします。写真ではわかりませんが、触ると表面も少しザラザラしており本物の小石感があります。

設置

Remo LapisにはUSBケーブルやACアダプターは付属していないので、自前でUSB-Cケーブルを用意する必要があります。ケーブルは相性が激しく、例えば手元にあったAnker PowerLine III Flowは太すぎて刺さりませんでした。線が細くて先端が小さいものを用意する必要があります。ここでは、iPhone 16 Proに付属していたナイロンメッシュのUSBケーブルがRemo Lapisのデザインにもマッチしていいと思ったのでこれを使います。

電源は5V/2A以上を供給できるものが必要ですが、最近の急速充電対応のアダプターなら大丈夫だと思われます。ここでは、その辺にあったAnkerの充電器を使います。

以前使用していたSwitchBot Hub 2は枕元に設置していましたが、今回のRemo Lapisはディスプレイを備えないので、どこに置いてもいいと思いテレビの前に設置してみました。観葉植物もどきの横に置くことで自然と共生している感が出ていていい感じです。

リモコン信号を送信するときやエラーが発生したときは正面のLEDが点滅します。普段は消灯しています。

アプリ

設定や操作にはNature Homeアプリを使います。プロダクトデザイン同様アプリのインターフェースも洗練されており使いやすいです。広告などが表示されることも（今のところは）ありません。

テレビとシーリングライトはホームアプリ経由で操作できるので、赤外線リモコンを通じて操作するエアコンと扇風機を設定してみました。SwitchBot Hub 2と比べて操作に対する反応はいいです。特にMatter経由でAppleホームアプリから操作するときの反応はかなり良く、安定して操作できます。

一方で、連打に対する追従性は悪いです。前の信号の送信が終わってから次の信号を送信できるまで若干のラグがあるため、テレビのリモコンなど連打する機器にはあまり向きません。

エアコンのプリセットは日本で使われているほとんどのエアコンに対応していると謳われています。公式サイトに対応メーカーの一覧はありませんが、本稿執筆時点でアプリから選択できるメーカーは下記の25社です。

対応エアコンメーカー

• ダイキン
• パナソニック
• 三菱
• 日立
• 富士通ゼネラル
• 東芝
• シャープ
• コロナ
• 三菱重工
• アイリスオーヤマ
• 三洋
• 長府
• ハイセンス
• 東京ガス
• ハイアール
• コイズミ
• トヨトミ
• Gree
• LG
• Kelbinator
• ノーリツ
• デロンギ
• サムスン
• 船井
• Lennox

テレビに関しては公式サイトに対応メーカーの記載があります。また、上級者向けに「Bluetooth Low Energyデバイス」という項目も用意されています。これはそのうち試してみるかもしれません。

物理リモコンの操作をアプリに反映させる機能もあるようですが、発動しておらず今のところ使い方はよくわかっていません。

まとめ

デザインに惹かれて買いましたが動作安定性・対応機器の豊富さなど申し分なく満足しています。今後のアップデートでどんな機能が増えるのか楽しみです。