ホンダコネクトディスプレイの小ネタ集

ホンダコネクトディスプレイが快適になる小ネタ集です。

ハードウェアのスペック

Android機として見た時のホンダコネクトディスプレイのハードウェアのスペックです。

スペック
製造元パナソニック オートモーティブシステムズ製
SoCSnapdragon 820
メモリ4GB
ストレージ64GB
OSバージョンAndroid 8.1
ディスプレイ三菱電機製 9インチHD(1280×720)液晶
入力ソフトiWnn IME
Wi-FiWi-Fi 4(802.11n、2.4GHz/5GHz)
セキュリティー方式: WPA/WPA2/WPA3
モード: ネットワークモード/スマホ連携
Wi-Fiテザリング台数: 6台まで
BluetoothBluetooth 5.0
対応プロファイル: HFP/AVRCP/A2DP/ACL
ペアリング可能台数: 6台まで

製造元

パナソニック オートモーティブシステムズ製です。

ナビユニットを取り外すと銘板に「Panasonic Corporation」と書いてあるほか、本体設定内にある「法律に基づく情報」でもパナソニックの文字を確認できます。内蔵アプリもほとんどパナソニック製です。国内メーカー製なのは安心感がありますね。

SoC

Snapdragon 820を搭載しているようです。

海外のコミュニティサイトで、ホンダコネクトディスプレイをADBモードにしてパソコンに接続すると「APQ8096」として認識されるとの投稿があります。また、アプリ一覧に「Qualcomm」「Snapdragon」と名前のついたシステムアプリがインストールされており、クアルコム製のSoCを搭載していることは確かなようです。車載用としては贅沢すぎるような気がします。

メモリ

メモリは4GBを搭載しています。

本体設定の開発者オプションでメモリ使用率を確認すると、合計メモリが3.9GBと表示されます。車載用としては十分ではないでしょうか。

ストレージ

内蔵ストレージはUFSで、64GBを搭載しています。

ここに「UFS」と書いてあります。

ヴェゼル ナビゲーション&オーディオ適用情報に「フラッシュメモリー 64GB」の記載があります。いっぱいになることはなさそうです。

OSバージョン

Android 8.1を搭載しています。

これは普通に本体設定から確認できます。アプリセンターのサービスも終了したので今後アップデートされることはないと思われます。

ディスプレイ

ディスプレイユニットは三菱電機製で、9インチHD(1280×720)液晶です。

反射防止加工がされているせいか、発色はあまり良くないです。タッチパネルの感度もあまり良くないですが、一応本体設定で感度を上げることはできます。

入力ソフト

オムロン製のiWnn IMEを搭載しています。Androidでは定番ですね。

時間帯や季節によって候補が変化したり、使用しているアプリによって語群が変化したり(例えばナビアプリの検索画面では、人名・地名が前に出てきやすくなるなど)高い変換性能を誇ります。

Wi-Fi

Wi-Fi 4(802.11n)に対応しています。

MacBook ProをホンダコネクトディスプレイのWi-Fiネットワークに接続し、ワイヤレス診断アプリで確認しました。

ホンダコネクトディスプレイが開発された当初は、日本では車内を含む屋外での5GHz帯Wi-Fiの使用が禁止1されていたため5GHz帯が無効化されていますが、ハードウェア自体は5GHz帯に対応しています。

Bluetooth

Bluetooth 5.0に対応しています。

MacBook ProをホンダコネクトディスプレイのBluetoothに接続し、ワイヤレス診断アプリで確認しました。

壁紙用の画像サイズ

設定例

時計画面の壁紙は横1280ピクセル×縦554ピクセルで作るとピッタリはまります。画像ファイルはJPEG形式かBMP形式でUSBメモリーのルートディレクトリに保存すると読み込めます。

ナビアプリの再起動

ナビの挙動が不安定だったり、フリーズしてしまったりしたときにナビアプリを再起動すると直ることがあります。また、目的地に到着したのにゴール旗が立ったままになってしまったときもこの方法で消せます。

ディーラーでナビアプリの不調を訴えるとこの手順が案内されるようです。

  1. ホーム画面から「本体設定」をタッチ
  2. 「システム」→「詳細情報」→「アプリ管理」をタッチ
  3. 「ナビ」をタッチ
  4. 「強制停止」をタッチし、確認画面で「OK」をタッチ

Androidの再起動

オーディオの動作が不安定なときに、Androidを再起動すると直ることがあります。特にWi-FiとBluetooth周りが不安定なときはかなり有効です。

方法1: 12Vバッテリーを脱着する

12Vバッテリーのマイナス端子を外してしばらく放置し、再接続するとホンダコネクトディスプレイも再起動します。ただし安全支援システムの再設定が必要になります。あと単純に面倒です。

方法2: 自己診断メニューから再起動する

  1. ホーム画面でHOMEボタン+POWERボタン+早戻しボタンを同時に長押しする
  2. 「自己診断メニュー」をタッチする
  3. 自己診断メニューでBACKボタン+POWERボタン+早戻しボタンを同時に長押しする
  4. 現れたメニューで「system reboot」をタッチする

画面が暗くなった後、自動的に再起動します。1分くらいかかります。

方法3: 勝手に再起動させる

メモリ使用量が多い状態だと、車両のイグニッションをオフにしたとき勝手に再起動するようです。

ナビアプリで、市街地図を3D表示にして建物の多い地域をスクロールしまくった後にイグニッションオフすると高確率で再起動がかかります。

給油通知

この写真を撮ったときメーターの燃料計は2目盛りでした

本体設定にある「給油通知」がオンになっていると、残燃料が少なくなってきたときにナビ画面に通知が出ます。通知をタッチすると、ナビアプリで近くのガソリンスタンドの一覧が表示されます。

「いつもの」と書いてあるので普段給油するタイミングを学習する?

  1. 2022年に電波法が改正され、5.2GHz帯(W52)のWi-Fiが屋外でも使用可能になった